- 欧州委員会は主任科学アドバイザーポストを廃止
Natureニュース
European Commission scraps chief scientific adviser post
Declan Butler
13 November 2014
http://www.nature.com/news/european-commission-scraps-chief-scientific-adviser-post-1.16348
しかし代わりにどのようなメカニズムを使うのかは不明
欧州委員会は3年前に作った主任科学アドバイザーポストを廃止した。その代わりに独立した科学的助言を提供するメカニズムについては何も言っていない。
- 欧州委員会のCSAポスト廃止についての専門家の反応
SMC UK
expert reaction to news about abolition of post of CSA to European Commission
November 13, 2014
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-news-about-abolition-of-post-of-csa-to-european-commission/
欧州委員会が主任科学アドバイザーCSAを廃止した
物理学研究所長Paul Hardaker教授
王立学会長Paul Nurse卿、教授
医学研究事前団体連合会長Aisling Burnand
FSA主任科学アドバイザーGuy Poppy教授
科学と工学キャンペーン(CaSE) Sarah Main博士
王立化学会長Robert Parker博士
欧州医学会連盟会長Dermot Kelleher教授
UCL神経科学教授John Hardy教授
英国科学協会Imran Khan会長
王立天文台長Martin Rees教授
Wellcome Trust会長Jeremy Farrar博士
医学アカデミー会長John Tooke卿、教授
Sense About Science代表Tracey Brown
Sussex大学科学と民主主義教授James Wilsdon
生物学会長Mark Downs博士
一般微生物学会長Nigel Brown教授
EUのWHO代理人Roberto Bertollini博士
Defra主任科学アドバイザーIan Boyd教授
London大学Colin Blakemore教授
（意見略、一致して非常に残念だと言っている。政策に科学的根拠が必要ないなんて！と）
- カフェイン入りエネルギードリンクは小さい子どもに危険な可能性がある、と研究が言う
Energy Drinks Loaded With Caffeine Can Be Dangerous for Young Children, Says Study
By Jayalakshmi K November 17, 2014
http://www.ibtimes.co.uk/energy-drinks-loaded-caffeine-can-be-dangerous-young-children-says-study-1475101
米国心臓協会2014年会合で発表された研究によるとエネルギードリンクは6才以下の子どもの中毒の他に心臓や神経系の問題を引き起こす可能性がある。エネルギードリンク暴露報告症例5156件のうち心血管影響が57%、神経影響が55%だった。約40%が非意図的なもので小さい子どもが冷蔵庫から自分で飲んでしまったなどである。
- グルコサミンとコンドロイチンの変形性膝関節症治療への影響：周辺構造モデルによる解析
Effects of glucosamine and chondroitin on treating knee osteoarthritis: An analysis with marginal structural models
Shibing Yang et al.,
Arthritis & Rheumatology
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/art.38932/abstract
Osteoarthritis Initiativeの4年間フォローアップデータを「新規ユーザー」デザインを用いて解析した。もともとグルコサミン/コンドロイチンを使用していなかった患者1625人のみを解析対象にした。結論としてグルコサミン/コンドロイチンは症状の緩和や病気の進行に影響しないようだ。
（米国での市場規模は年10億ドル以上と推定されているそうで膨大なお金の無駄、とのこと）
