食品安全情報blog過去記事

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行楽客に貝中毒リスクが高いことを警告

Holidaymakers warned about high risk of shellfish poisoning
Date: 23 Dec 2014
http://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/holidaymakers-warned-about-high-risk-of-shellfish-poisoning/
一次産業省(MPI)は行楽客が麻痺性貝毒中毒になるリスクが高いことに気がつかないまま貝を採って食べようとプレンティ湾に向かっていることを心配している。プレンティ湾沿岸のほとんどに貝を採らないようにという健康警告が発せられている。MPIは毎週ニュージーランド沿岸の水と貝を検査し、毒素がある場合は健康警告を出している。
Marlborough地域でも警告に注意が必要である。Tory ChannelにもAlexandrium catenellaの大発生のため警告が出ている。この大発生はここ数年毎年起こりQueen Charlotte Soundまで貝の汚染が拡大するだろう。
プレンティ湾地域のモニタリングでは毒素濃度が非常に高く(一部は警告を出すレベルの20倍)さらに増加している可能性がある。このような高濃度では集中治療が必要になる。2年前、30人が中毒になり数人は集中治療が必要だった。これまで今年健康局に報告された貝毒中毒事例は13症例で何人かは入院している。彼らはプレンティ湾沿岸の貝を食べている。リスクがあるにもかかわらず、問題の地域の貝を採り続けている人がいるようだ。
先週警告範囲が拡大された。
問題となっているのはAlexandrium minutumで、ニュージーランドの水域の多様な有毒藻類のうち最も毒性の高い化合物を作る。