食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 製品レビュー:ビタミンAサプリメント、ベータカロテンとタラ肝油を含む

コンシューマーラボ
Product Review: Vitamin A Supplements, Including Beta-Carotene and Cod Liver Oil
1/17/15
https://www.consumerlab.com/reviews/Vitamin_A_Retinol_Beta-Carotene_Cod_Liver_Oil/Vitamin_A/
サプリメントのラベルにはしばしば上限が記載されていない。また内容と表示は一致していない。

  • BPA暴露はマウスモデルで雌雄異なる心臓への影響がある

BPA exposure affects heart health of males and females differently in mouse models
16-Jan-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-01/uoca-bea011315.php
親世代からずっとBPAを与えたマウスの血圧や心臓への影響について
Bisphenol A Alters Autonomic Tone and Extracellular Matrix Structure and Induces Sex-Specific Effects on Cardiovascular Function in Male and Female CD-1 Mice
http://press.endocrine.org/doi/abs/10.1210/en.2014-1847
BPA投与量約 4–5 − 5000 μg/kg /d。マウスの血圧や心拍数やイソプロテレノール投与時の影響など
(ただのばらつきに見えるけど。いずれにせよBPAのTDI 0.05 mg/kg bw/d、推定暴露量はその1%以下)

  • Winnipegの企業がインチキ幹細胞治療を行ったとMS患者が主張

CTVNews.ca
Winnipeg company offering stem cell therapy is fraudulent, MS sufferer alleges
Saturday, January 17, 2015
http://www.ctvnews.ca/health/winnipeg-company-offering-stem-cell-therapy-is-fraudulent-ms-sufferer-alleges-1.2193994
多発性硬化症患者の人生を改善できると宣伝していたRegenetek Research社が、助けを求める患者から数千ドルを集めていたが患者らは今は疑っている。患者の1人Lee Chuckry 47才は20年近くこの病気を患っていて進行を止めたいと思ってRegenetek社にたどり着いた。患者は実験的幹細胞治療で魔法のような改善が見られたと宣伝されて35000ドルでインドに連れて行かれた。Chuckryも参加したが帰ったとき症状は悪化していた。
CTVニュースの取材に対してRegenetekは「メディアが臨床試験を間違って報道している」と返事をしている。
ヘルスカナダが認可したMSの幹細胞治療法は存在しない。カナダで行われる臨床試験で医師が患者に数千ドルを要求するようなことはない。

  • 形の悪い果物や野菜:私達は実際にどれだけ無駄にしているのか

telegraph
Wonky fruit and veg: how much do we really waste?
02 Jan 2015
http://www.telegraph.co.uk/foodanddrink/foodanddrinknews/11321726/Wonky-fruit-and-veg-how-much-do-we-really-waste.html
Jamie Oliverシェフが私達が普通捨てている「醜い」野菜や果物を利用するようキャンペーンを行っている
足が二本あるニンジンや節くれ立ったレモンなどは母なる自然が作るものだがスーパーの棚には滅多に見られない。私達は見た目の良い作物を買う傾向がある。今度始まった新しいテレビ番組シリーズでJamie Oliverと友人の農家であるJimmy Dohertyが見た目の悪い野菜が売れないので膨大な無駄になっていることを語った。二人はAsdaに掛け合って「中身は美しい」というキャッチフレーズで捨てられていた野菜を30%安く売ることに合意した。
これまでも見た目の悪い作物を捨てることについては環境団体などが何度も苦情を申し立てていた。FAOは食用に生産された作物の1/3は捨てられていると推定していてそのうちかなりは単に見た目だけの理由である。Soil Associationは英国では20-40%の作物が見た目のせいで拒否されていると計算している。
しかし消費者はスーパーが考えるほど見た目の悪い野菜が嫌いではない。多くのスーパーで既に形の悪い産物を売る試みがなされていて一部は成功している
(消費者より流通に(倫理上の)問題がある事例って結構多い。買いたたきとか、ひどいもの)

  • 農水の広報誌

http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index_1501.html
(コメ特集らしいんだが相変わらず都合の悪いことは一切言わない
中国ですらちゃんとヒ素やカドミ低減が課題って言ってるのに“和食は世界一”のみ。これで輸出?課題があることを認めなかったら解決なんかできるわけない)