食品安全情報blog過去記事

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NHMRCはホメオパシーについての声明と助言を発表

NHMRC releases statement and advice on homeopathy
11 March 2015
http://www.nhmrc.gov.au/media/releases/2015/nhmrc-releases-statement-and-advice-homeopathy
オーストラリア人に向けての主要助言は「証明された、効果のある治療法の代わりにホメオパシーを使うべきではない」
報告書等以下から
NHMRC Statement on Homeopathy and NHMRC Information Paper - Evidence on the effectiveness of homeopathy for treating health conditions
http://www.nhmrc.gov.au/guidelines-publications/cam02

Homeopathy no more effective than placebos, major Australian study finds
http://www.abc.net.au/news/2015-03-11/homeopathy-no-more-effective-than-placebos-major-study-says/6302722
国立健康医学研究評議会(NHMRC)がこの代替「医薬品」の有効性を調べた1800の論文を評価した結果を発表した。NHMRCは対象とした研究の科学的質が低く評価に値しないものが多くレビュー対象になったのはわずか225だった。結論として頭痛や喘息、不安、注意欠陥疾患、潰瘍などの病気を治療する効果はプラセボと同じだった。
NHMRCの会長であるWarwick Anderson教授は、医学的治療や介入は信頼できる根拠に基づくべきである、と述べている。このレビューはホメオパシープラセボより効果があるという主張には質の高い根拠がないことを示す。ホメオパシーを選択する人々は、安全性と有効性についての良い根拠がある治療法を拒否または遅らせるリスクを負う。
オーストラリアは2009年には730万ドルを費やしている。