食品安全情報blog過去記事

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FDAはArctic りんごとInnate ポテトは食べても安全と結論

FDA concludes Arctic Apples and Innate Potatoes are safe for consumption
March 20, 2015
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm439121.htm
本日FDAはOkanagan Specialty Fruits社の2つの遺伝子組換えりんごとJ. R. Simplot Company社の6つの遺伝子組換えジャガイモの評価を完了し、これらの食品は通常のものと同程度に安全で栄養があると結論した。
Okanagan社のGranny Smithと Golden Deliciousはまとめて商品名“Arctic Apples”と呼ばれるが切った後に褐色にならないよう酵素の量を減らすよう遺伝子操作してある。
SimplotのRanger Russet, Russet BurbankおよびAtlanticはまとめて商品名“Innate”と呼ばれるが、ある種の酵素を減らして黒い斑点状の変色が少ないように遺伝子操作してある。さらにアスパラギンと還元糖の量を減らしてアクリルアミドができる量を減らすよう組換えている。アクリルアミドは高温調理で生じる、齧歯類に発がん性のある物質である。
遺伝子組換え植物由来食品は慣行の植物交配方法で得られた植物由来食品と、安全性を含めて同じ法的基準に従うが、FDAは市販前に自主的相談を薦めている。この相談のプロセスでOkanagan社とSimplot社はFDAに彼らの安全性と栄養に関する評価の要約を提出していた。
この相談には変更した分子の性質についての情報レビューや伝統的交配品種との栄養組成の比較などが含まれる。FDA食品添加物安全性事務所のDennis Keefe博士は、「このようなケースバイケースの評価により、食品の安全性問題は市販前に解決されることを確保する」と述べている。
以下関連文書へのリンク
・消費者向け情報
遺伝子組換え食品の安全性規制におけるFDAの役割
FDA's Role in Regulating Safety of GE Foods
http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm352067.htm
植物の交配のイラストがある。
伝統的交配ではよくわからないものが複数入れ替わっているのに対してGEでは目的の遺伝子がピンポイントで変わっているというイメージ
GMを表示しろと言っている人たちはこれを無視する)
・Q & A
Questions & Answers on Food from Genetically Engineered Plants
http://www.fda.gov/Food/FoodScienceResearch/Biotechnology/ucm346030.htm

(GMサーモンまだかな)