食品安全情報blog過去記事

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おまけ

  • 機能性表示食品「えんきん」の根拠は、お粗末すぎる

http://www.foocom.net/column/editor/12648/

「制度を作り、サプリメント企業最大手の研究者が出した非常にレベルの低い論文を、自らが責任を持つ学術誌に掲載し、「ちゃんと根拠があるのだから、表示していい」という体裁を作ってやっている」「そして、論文があり書類が揃っているから、と受理した消費者庁

ほぼこれで確定。「機能性表示食品」は買わない、の一択。消費者にはわかりやすくていいかも。

臨床試験登録システムに事前登録していないのを「食品表示基準の施行後1年を超えない日までに開始(参加者1例目の登録)された研究については、必須としない。」で逃げているので最初に粗悪なものを投げ込んでやろうと思っているんだ
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/A7-kinou.pdf
しかも論文みれば一目でわかるけれどReceived March 02 2015, Revised March 06.2015, Accepted March 07 2015。これは査読なんかしてない。
そしてこの雑誌の出版社Bentham Science Publishersは
「「オープンアクセスジャーナルの出版社」と「価値のないゴミ出版社」の境界を踏み越えた」と評されているpredatory出版社。
http://rationalwiki.org/wiki/Bentham_Science_Publishers
これを受理する担当者の目が節穴なのか、意図的に消費者を騙そうとしているのかはわからないけど。

問題は事故がおきたときの責任の所在で、食品の安全性確保の常識(同じものばっかり食べない)に矛盾する制度をごり押しした人たちが責任とるとも思えないのだが。食品として販売されてしまう以上、食品安全委員会や農水・厚労が全く関係ありませんとも言えないだろう。この点は、「ダイエタリーサプリメント」は食品ではないのでヒトが死んでもFDAに責任はない米国とは全く違うところ。

  • 食品中の化学物質について

http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/chemical/kanshi/index-kanshi.html
食品中製造副生成物のデータをアップしました。