食品安全情報blog過去記事

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EUの委員会は植物保護製品の有効成分評価の重要問題について議論する

EU Commission discusses critical issues in the assessment of the active substances
in plant protection products
13.05.2015
http://www.bfr.bund.de/cm/349/eu-commission-discusses-critical-issues-in-the-assessment-of-the-active-substances-in-plant-protection-products.pdf
EU委員会がEFSA、ECHA、加盟国、企業やNGO関係者を招いて2015年4月24日に農薬評価における重要な問題について対話するイベントを開催した。当局の独立性、基本的評価基準、評価方法などについて議論した。
最初のトピックは農薬認可の際の研究は企業が行うことについての利益相反の問題で、認可の透明性確保も含む。製品の安全性の根拠を提供する責任があるのは企業のみであることが指摘された。専門家の独立性については利益相反開示などの各種の仕組みが説明された。
申請者が提出する試験の質はいわゆるKlimischスコアで評価するのが一つの方法であるがさらに発展を検討する。
がん原性や生殖毒性、いわゆる「低用量影響」についての議論が熱心になされた。現時点では毒性試験項目の一般的拡大は必要だとは考えられていないが検討は必要。また製剤に同時に使用されているものの性質の評価についても議論された
報告書は以下のサイトに掲載される
Advisory Group: Food Chain and Animal and Plant Health
http://ec.europa.eu/dgs/health_food-safety/dgs_consultations/working_groups_2015_en.htm