食品安全情報blog過去記事

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マギーヌードルについて消費者向けのさらなる情報

Further information for consumers on Maggi Noodles
5 June 2015
http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14042/further-information-for-consumers-on-maggi-noodles
FSAは最近のインドでのマギーヌードルの件について承知している。現在我々はネスレUKと欧州委員会と協力してマギーヌードルの予期される量より多い鉛と表示されていないグルタミン酸ナトリウム(MSG)の報告について調査している。
インド当局が検査して鉛が検出された麺のバッチは英国では販売されていない。
ネスレUKによるとインドから輸入しているのは「マギーの2分ヌードル」マサラ味のみである。ネスレUKは他の風味のものはインドからではなく、他の国のネスレ工場から輸入している。
インドでの事件を受けて、予防的措置として特定のマギーヌードルの鉛を検査することにした。
詳細についてはネスレのウェブのQ&Aを参照。
Maggi Noodles in India
http://www.nestle.com/aboutus/ask-nestle/answers/maggi-noodles-india
・自社で1000バッチ、さらに外部に委託して600バッチを検査したがインド当局による食品安全基準以内である
・安全性には問題ないがインド当局がリコールを要請したので回収している
・当局と検査法や結果の違いについて話し合いを行っている
・痕跡程度の鉛はどの食品にも存在する
・MSGは使っていないが加水分解ピーナッツタンパク質、オニオンパウダー、小麦粉に由来するグルタミン酸は含む
・「MSG無添加」と表示することは消費者を誤解させ表示規制の裏をかくつもりだったのではないか?−消費者がMSG無添加を好むからそれに対応した。食品業界では普通に行われている
(ここで池田菊苗登場)
・MSGが安全ならどうしてMSG無添加と表示するのか?−消費者がそれを好むから
・MSGを減らしているのか?−食品添加物のMSGを使ってはいないが食品中に含まれるグルタミン酸の量を減らしてはいない。なぜならそれはマギーヌードルの風味と味を良くするものなので。
(だから「化学調味料無添加」みたいな消費者を馬鹿にした表示、止めればいいのに。消費者もいい加減こんな茶番に乗るのは終わりにすれば?食品からグルタミン酸を取り除くまで徹底するならともかく。)