食品安全情報blog過去記事

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カナダアカデミー評議会報告書「健康製品リスクコミュニケーション:メッセージは伝わっているか?」についての声明

Statement on the Release of the Council of Canadian Academies Report, Health Product Risk Communication: Is the Message Getting Through?
June 9, 2015
http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=985759&tp=980
ヘルスカナダはカナダアカデミー評議会(CCA)とその専門委員会の包括的報告書に感謝したい。
ヘルスカナダは健康保護と増進というその役割の一環として常にリスクコミュニケーションを行っている。リスクコミュニケーションの有効性を評価することについては世界的に知識が不足していて、この報告書はその不足を補うのに役立つ。カナダはリスクコミュニケーションの有効性評価と改善のための最良の規範を定義し応用することに国際的リーダーシップをとる機会を得た。
報告書は以下
Health Product Risk Communication: Is the Message Getting Through?
http://www.scienceadvice.ca/en/assessments/completed/risk-comm.aspx
リスクコミュニケーションはカナダ人の健康と安全を向上させるための重要な要素である。効果的リスクコミュニケーションはカナダ人を医薬品の副作用や製品の欠陥などのような予防可能なハザードから守ることができる。政府の公開性と透明性への圧力は増している。コミュニケーションのタイムリーさ、アウトリーチアクセシビリティ講中と評価を求める多数のレビューがある。
継続的改善の重要性を認識したヘルスカナダは、リスクコミュニケーションの有効性をどうやって測定し評価するのかについてCCAに諮問した。
「健康製品リスクコミュニケーション:メッセージは伝わっているか?」はその報告である。
主な知見
・対話と継続する関係の重要性を認識することがリスクコミュニケーションのパラダイムシフトを促している
・世界中の規制機関が、系統的に評価されていない、似たようなリスクコミュニケーションツールを使っている
・評価はリスクコミュニケーションにとって欠くことのできないもので、組織により十分なリソースを割り当てて行うべきものである
・適切な評価のためには注意深い計画が必要である