食品安全情報blog過去記事

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「食品用の紙製品」安全にお使い下さい 

添加物包装課/添加物基準課 2015-06-25
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=3&seq=28040&cmd=v
食品医薬品安全処は食品を包んだり入れるのに多く使われる紙について消費者に正しい情報を提供しようとQ&A形式の‘紙及びティーバッグについて調べましょう!’を製作してホームページに載せる。

□ 今回Q&Aの主要内容は▲食品用紙の種類及び基準・規格▲紙使用の時注意事項などである。

<食品用紙の種類及び基準・規格>
食品の容器や包装などにたくさん使われる紙はパルプを主原料にして作られて、水に濡れやすい紙の特性を補うために食品用ワックス、合成樹脂などをコーティングしたりする。
○食品に移行されうる有害物質や不純物の安全管理のためにパルプを主原料にして作った紙にはPCBs、ヒ素、鉛、ホルムアルデヒド、蛍光漂白剤などに対する規格を決めている。 また、合成樹脂がコーティングされた加工紙は該当の合成樹脂材質の規格を適用するようにしている。
○印刷した紙の場合印刷インク成分が食品に移行して人体に有害な影響を与える可能性があるので印刷した面が食品と接触しないようにしなければならない。
食品と直接接触しない面に印刷をする場合にも印刷インクを必ず乾燥した後使わなければならないし、印刷インク成分であるベンゾフェノンが規格以上溶出してはいけない。
※ ベンゾフェノンの溶出規格: 0.6mg/L以下<紙使用時注意事項>
○紙で作られたティーバッグをお茶の水に長くつけておいても有害物質検出の懸念はないがお茶の適当な浸出温度と時間は製品の特性によって違うので製品外包装にある表示事項を守った方が良い。
参照でティーバッグは紙のほかに耐熱性が良いポリアミド、ポリプロピレン、ポリラクチドなどの合成樹脂が複合的に使われており各材質別に基準・規格をまもらなければならない。
○ 紙コップは一般的にポリエチレンがコーティングされておりお湯やコーヒーのような飲み物への使用は概して安全だ。
ただし、食べ物を電子レンジで料理する時は‘電子レンジ用’と表示された容器を使うのが望ましい。
○ カレンダー、印刷用紙など食品用ではない紙には蛍光漂白剤などが使われることがあるので食品と直接触れないようにした方が良い。
○ 詳しい内容は器具及び容器包装情報ホームページ(www.foodnara.go.kr/pack)で確認できる。