食品安全情報blog過去記事

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ASAホットトピック 食品と飲料の宣伝について

ASA Hot Topic on Food and Drink advertising.
https://www.asa.org.uk/News-resources/Hot-Topics/~/media/Files/ASA/Hot%20Topics/Food%20and%20drink%20hot%20topic.ashx
大きな問題
近年食品の宣伝はある種の政治的難問になった。国民のウエストがかつてないほど大きくなっていることへの懸念と健康強調表示規制が、食品の広告に厳しい目を向けさせている。
子どもを守る
子どもの肥満増加が社会のなかの深刻な考察対象になり政府や医療の専門家にその根本原因の同定と対策を試みさせている。非難の対象となっている一要因が広告である。
子どもの肥満への懸念は食品や飲料の宣伝規則強化につながった:テレビでは脂肪と塩と砂糖の多い食品(HFSS)に対して制限がある。宣伝基準ではテレビの宣伝の内容や放送時間に相当な制限がある。このことは例えば子ども向け広告には有名人や販促品使用について厳しい規則に従わなければならない。
食品と飲料の宣伝には以下のことが禁止されている
・貧しい栄養習慣や不健康なライフスタイルを薦める
・食品や飲料を過剰に摂取
・無責任な販促
・押し売りや強引な販売
・就学前の子ども向けの場合、子どもに人気のあるキャラクターや有名人の使用
・栄養上のメリットについて誤解させる
テレビで
内容以外に時間と場所についても規則がある。16才までの子どもがよく見る可能性のある番組ではHFSS食品飲料の宣伝は禁止。子ども向けチャンネルではHFSS宣伝は禁止。
放送以外とラジオでの広告
放送以外とラジオでの広告の規則は16才以下を標的とした野菜や果物以外の全ての食品に適用される。さらに有名人やキャラクターの使用に関する他の規則もある
HFSSの定義は?
FSAの栄養プロファイル計画を用いて分類する
子どもに魅力的な番組かどうかの定義は?
Broadcast Audience Research Boardの数字で子どもが20%以上見ていたら「特に魅力的」
監視とコンプライアンス
2007年以降ASAが行った調査ではコンプライアンスは高く2009年調査では99.4%
オンラインとデジタル広告の課題
(略)
健康と栄養強調表示
広告が栄養上のメリットを強調することがますます多くなった。この場合誇大宣伝や誤解を招く主張を避けなければならない。宣伝基準では食品や飲料の健康や栄養に関する強調表示には特別な規則がある。特に欧州規制に従わなければならない。
ASAの対応
これまでの裁定の例(大手のジュースやヨーグルトの健康強調表示規制違反)