食品安全情報blog過去記事

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タバコ製品の香料と添加物の化学的性質を決める方法の開発

Development of a method for the chemical characterisation of flavours and additives in tobacco products
01.09.2015
http://www.bfr.bund.de/cm/349/development-of-a-method-for-the-chemical-characterisation-of-flavours-and-additives-in-tobacco-products.pdf
新しいタバコ製品指令2014/40/EUは2016年5月までに加盟国で国の法として履行しなければならない。紙巻きタバコや手巻きタバコについてこの指令ではメントールや丁字、バニラ、各種フルーツフレーバーなどの特徴的芳香を禁止している。しかし喫煙者が「特徴的香り」を検出できない限り多くの香料は使用可能なままである。添加された香料がタバコの香りを修飾するだけなのかあるいは製品の特徴的性質とみなされるかという疑問はリスク評価と製品モニタリングの新しい課題である。イチゴフレーバーを用いてBfRは特徴的芳香を同定するのに官能検査を補う方法としてどのくらい化学検査が使用できるかについての研究を行った。その結果はArchives of Toxicologyに発表され、同じ号に「欧州タバコ製品指令:魅力の問題としての特徴的フレーバーにどう対応するか」というゲストエディトリアルをBfRの科学者が書いている。