食品安全情報blog過去記事

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Schneiderman司法長官は関節炎に苦しむ人たち向けに宣伝されている13のデビルズクローサプリメントの製造業者に停止命令文書を発行

A.G. Schneiderman Issues Cease-And-Desist Letters To 13 Makers Of Devil’s Claw Supplements Marketed To Arthritis Sufferers
September 10th 2015
http://www.ag.ny.gov/press-release/ag-schneiderman-issues-cease-and-desist-letters-13-makers-devil%E2%80%99s-claw-supplements
ニューヨーク植物園の研究で14の米国業者の「デビルズクロー」サプリメントには違う植物が含まれていることが発見された。そのうち一社のNature’s WayはDNAバーコーディング検査や消費者への返金を含む改定を行う
ニューヨーク植物園がDNAバーコーディング技術を用いてこれらサプリメントに含まれるのはより安価な関連種であると結論した。
Schneiderman司法長官は「たくさんのハーブサプリメントを科学的に調べると一ダース以上の企業のほぼ全ての製品で違う植物が見つかるということは、ダイエタリーサプリメントを購入している人たちは何にお金を払っているのかというより問題の大きい疑問を生じる。このことはサプリメント業界の品質管理の脆弱さを示すもう一つの兆候である」と述べた。
デビルズクローはHarpagophytum procumbensの取引名で関節炎などの治療用に販売されている。この使用目的は一般に医学的には認められておらずFDAも認可していない。カラハリ砂漠の原産で、長く近縁のHarpagophytum zeyheriと混ぜたり代用されたりしているという報告があった。
ニューヨーク植物園は18のダイエタリーサプリメントを調べ、DNAが同定可能だった16について全てHarpagophytum zeyheriを検出した。割合は81%から19%で、そのうちの15製品を製造している13業者に停止命令を出した。
以下Nature’s Wayの対応略
文書本文
http://www.ag.ny.gov/pdfs/enforcement_letters.pdf
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