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研究の発表:飲料水中のラドンについての欧州規制の意味を理解する

PUBLICATION OF RESEARCH: UNDERSTANDING THE IMPLICATIONS OF THE EUROPEAN REQUIREMENTS RELATING TO RADON IN DRINKING WATER
12 October 2015
http://www.dwi.gov.uk/stakeholders/information-letters/2015/05-2015.pdf
Euratom 指令2013/51で、飲料水中のラドンについては100から1000ベクレル/Lの間にパラメトリック値を設定し、その値を超えるような場合は調査を行い、1000ベクレル/Lを超える場合には直ちに対策をとることなどが定められている。DWIはしれに従って水の基準を見直し中で、Euratom 指令の英国への意味についての研究を委託していた。その結果が発表された。
http://www.dwi.gov.uk/research/completed-research/reports/DWI70-2-301.pdf
研究の知見として
飲料水中のラドンについてはデータが限られていて、これまでのところ存在していたとしても一般的には室内空気のラドン濃度の低いところでは低い。空気中のラドン濃度の高いところの小さな個人用の井戸で高い。パラメトリック値としては100ベクレル/Lが適切であろう。この研究の主な成果の一つは水のラドンリスクの地図を作ったことである。