食品安全情報blog過去記事

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汚染ビール、致死、モザンビーク(第2報): (TE)

Contaminated beer, fatal - Mozambique (02): (TE)
2015-11-06
http://www.promedmail.org/post/3773271
Date: Thu 5 Nov 2015 Source: French.china.org.cn [in French, trans. CopyEd.LMI, edited]
2015年11月4日に モザンビーク保健当局が今年の1月TeteのChitima地方で"pombe"とよばれる汚染ビールにより75人が死亡した件の米国での検査結果を発表した。
Chitima当局によるとトウモロコシ粉で作る伝統的ビールを飲んだのは265人で、検査の結果強力な毒性のある酸が検出された。粉に_Burkholderia gladioli_という細菌汚染がありそれが原因という。
死者の中にはこの飲料を作った人とその娘が含まれ、警察が一人の男性を容疑者として逮捕したが後に証拠がないとして解放している。モザンビークでは伝統行事で"pombe"を飲む習慣が広くある。
注:_Burkholderia gladioli_(バークホルデリア・グラディオリ)は最初植物病原体として同定されたが土壌、植物、ヒトの気道など多様な環境中に存在する。ヒトでの病原性は1990年代半ばに初めて嚢胞性線維症と慢性肉芽腫症の症例として報告された。多くは免疫不全のある成人でだった。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20150115#p5
ワニの胆汁ではないのか。しかしヘンな細菌が増えて酸ができても気がつかない、なんてもともとよほどヘンな味なんだろうか)