食品安全情報blog過去記事

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コンブチャ情報とリソース

TTB(酒類・タバコ税貿易管理局)
特集ページができている
Kombucha Information and Resources
http://www.ttb.gov/kombucha/kombucha-general.shtml
コンブチャとは何か?
コンブチャアルコール飲料なのか?
一部のコンブチャは0.5%以上のアルコールを含む。それらはアルコール飲料でありTTBの規制対象である。
重要なことは、最終製品のアルコール含量にかかわらず、製造時のどこかの工程で0.5%以上のアルコールに達することがあるならTTBの認証した施設で製造されなければならないしTTBの規制下にある。
・製造施設を出た後発酵が継続する原因は?
発酵は糖と酵母があれば自然におこる反応である。どれだけアルコールができるかは時間や温度による。コンブチャが瓶詰めされたときに0.5%以下のアルコール含量だったとしても、貯蔵条件に依存して出荷後も発酵が続く。結果としてアルコール含量が0.5%以上に増えることがある。そのようなものはアルコール飲料であり、アルコール飲料としての規制が適用される
等21項目に渡るQ & A
(健康食品・代替医療業界はコンプライアンス意識の低さだけは一貫している)

メディア報道
規制機関がkombucha(昆布茶とよばれている紅茶キノコ)に警告
Regulators warn of fines for kombucha
Saturday, 11/7/2015
http://www.toledoblade.com/Retail/2015/11/07/As-sales-of-fermented-tea-skyrocket-nbsp-makers-seek-new-test-of-alcohol-level.html
発酵紅茶の販売が急増し、製造業者はアルコールについての新しい検査を求める
自然食品店で販売されていたkombuchaとよばれている刺激臭のある発酵紅茶は今や主流になった。しかし微量のアルコールが含まれていると問題になっている。5年前にアルコールが検出されて全国で回収された。連邦当局が製造業者に対してアルコールの含量を表示するよう警告しているが事業者が抵抗している。アルコール飲料の法的規制は0.5%で中毒になる量ではないという。Kombuchaは細菌や酵母で発酵がおこっていて、菌が生きているので冷蔵せず時間が経つと1%程度のアルコールになる。
(よくわからない菌が生きていることがいろいろ宣伝される根拠のない健康上のメリットのもとだとしているので殺菌処理はしない。コントロールされていない発酵のリスクはこんな感じhttp://d.hatena.ne.jp/uneyama/20151110#p11