食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 違法販売される合成薬物の流行は増加中

The trend of Synthetic Drugs being illegally sold is going up
Nov 23, 2015
http://www.sandiego6.com/news/local/The-trend-of-Synthetic-Drugs-being-illegally-sold-is-going-up-353097141.html
サンディエゴ
今週末一ダース以上の過剰使用例を出した疑いのスパイスとよばれる合成薬物を販売した人物についての調査は継続中である。カリフォルニアでは2012年以降合成カンナビノイドは違法であるが文字通り何百という化合物が存在している。
伝統的には「スパイス」は煙を吸ったり食べたりされてきたが、今は電子煙草やその他の吸入装置に入れてハイになっている。流行は増加傾向でこれまでと違う販売法や使い方がされている。
米麻薬取締局は過去6-7年の間に400以上の合成化合物を発見している。
これを購入する人たちはハーブでナチュラルだと間違って考えているが実際にはそうではない。
Multiple people hospitalized after ingesting synthetic drug "Spice"
SAN DIEGO (CBS 8/CNS)
http://www.cbs8.com/story/30581399/multiple-people-hospitalized-after-consuming-spice
13才を含む13人の十代から45才の成人が日曜日にストリートで売られていた薬物を吸って病気になった。警察と消防士が対応し、症状は痙攣や嘔吐、「著しい異常行動」など。
売ったのは20-30才のヒスパニック男性とされる。

Maine Wants To Ban Soda, Sweets From Food Stamp Sales
11/23/2015
http://www.huffingtonpost.com/entry/maine-food-stamps_56537ccce4b0879a5b0c0de0
Paul LePage共和党政府の、福祉をより寛大でないものにする一連の聖戦の最新の政策として、貧しい人がフードスタンプを使ってキャンディやソーダを買うことを止めさせたい。州にはフードスタンプの決まりを変える権限はないため、連邦政府に働きかける。
メイン州の保健福祉省はプレスリリースで、貧しい人にキャンディやソーダを買うお金を与えることを止めるべき、と言っている。USDAはコメントを出していないがこれまで同様の要請を10程度却下してきている。「健康的」な食品にのみ制限するのは明確な基準が無く困難であるためとしている。たとえばクランベリージュースはコーラより砂糖が多いが禁止すべきか?

  • 警察が、母親が自閉症の子どもに「化学物質治療」を行ったという申し立てを受け取った

Police receive complaint that mother gave 'chemical cure' to autistic son
23 November 2015
http://home.bt.com/news/uk-news/police-receive-complaint-that-mother-gave-chemical-cure-to-autistic-son-11364020954804
魔法の治療薬と宣伝されているミラクルミネラル溶液(MMS)という工業用漂白剤(28%亜塩素酸溶液)を与えた事例が報告されて警察が地元児童保護サービスに照会している。
MMSについてはFSAが警告しているがオンラインやソーシャルメディアで販売され続けている。そのうち一つのグループに自閉症活動家Emma Dalmayneが潜入して英国の母親が自分と息子に使った疑いを報告した。

コンシューマーラボ
Product Review: Multivitamin and Multimineral Supplements Review
Initial Posting:11/22/15
https://www.consumerlab.com/reviews/multivitamin_review_comparisons/multivitamins/
調べたものの32%で欠陥がみつかった
表示されているものの8%しか含まない、あるいは226%も含む、錠剤が崩壊しない、上限摂取量を超えた量を含む、など

  • Jordy Hurdesが若いオーストラリア人にエクスタシーを使用しないよう請願する動画がFacebookで出回る

Jordy Hurdes begs young Australians not to take ecstasy in viral video on Facebook
November 24, 2015 -
http://www.theage.com.au/victoria/jordy-hurdes-begs-young-australians-not-to-take-ecstasy-in-viral-video-on-facebook-20151124-gl6dw7.html
ビクトリア北部の町Wangarattaに住む20才のJordy Hurdesによる3分の動画が約100万回再生された。コントロールできない震えと呂律の回らない話し方で、安っぽいスリルを求めた結果彼の人生を賭けることになったと、薬物の使用に警告する。
医者は生きているのが信じられないと言う。

  • 英国でベーコンとソーセージの販売が落ち込む

Sales of bacon, sausage take a slump in Britain
November 23, 2015
http://www.torontosun.com/2015/11/23/sales-of-bacon-sausage-take-a-slump-in-britain
WHOが加工肉が大腸がんの原因となりうると結論して以降、英国の食料店でベーコンとソーセージの売り上げが落ちたと報告されている。2週間で500万ドル以上とされる。
これまでも肉とがんの関連については報告されてきたが、非常に尊重されている国際機関の発表が広くメディアで取り上げられ、一部の人がすぐに反応した、とIRIのMartin Woodがいう。
UK shoppers give pork the chop after processed meats linked to cancer
Monday 23 November 2015
http://www.theguardian.com/uk-news/2015/nov/23/bacon-sausage-sales-fall-who-report-cancer-risk-processed-meat

WHO cancer report fails to dent NZ processed meat sales: Industry
, November 24 2015
http://www.stuff.co.nz/business/74348814/who-cancer-report-fails-to-dent-nz-processed-meat-sales-industry
ニュージーランド人はまだベーコン、ソーセージ、バーベキューが大好き。
英国ではベーコンが16.5%、ソーセージが13.9%、その他加工肉が10%減ったと報告されているがニュージーランドでは安定している。

  • サーモンの認可は組換え動物の再考の予兆

Natureニュース
Salmon approval heralds rethink of transgenic animals
Heidi Ledford 23 November 2015
http://www.nature.com/news/salmon-approval-heralds-rethink-of-transgenic-animals-1.18867
待ちに待った米国政府による最初の食用遺伝子組換え動物の販売認可
FDAが‘AquAdvantage’サーモンを20年にもわたる規制の拘束から解放した。このことで産業が生き返るかもしれない。
これらの議論の駆動力となったのは、現行の規制がCRISPR–Cas9のような新しい技術を用いた作物や動物をカバーしない可能性があるという認識である。FDAがこのような技術を用いて改変した動物を規制するかどうかはまだ明らかではない。
AquAdvantageサーモンが市場に受け容れられるかどうかも不明

  • ドーピングのルール

Natureエディトリアル
Dope rules
18 November 2015
http://www.nature.com/news/dope-rules-1.18812
今月、世界アンチドーピング機構(WADA)がスポーツ選手の世界に爆弾を投下した。11月9日に発表した335ページの報告書で広く拡散しているロシアのドーピング計画の存在について報告したのだ。
科学がアンチドーピングに果たす役割はあるがそれが可能になるのは真にクリーンなスポーツを望むガバナンスがある場合だけである。ドーピングを望む文化では科学は役にたたない。

  • 中国が学術出版詐欺師を追いかける

ScienceInsider
China pursues fraudsters in science publishing
By Mara Hvistendahl 20 November 2015
http://news.sciencemag.org/asiapacific/2015/11/china-pursues-fraudsters-science-publishing
中国の主要基礎研究機関がニセのピアレビューを用いて論文を発表していた科学者たちを取り締まり、研究費の返却を求めている。11月12日にメディアが報じた、数十人の科学者の関与したピアレビュー詐欺を調査している中国科学技術協会の発表を伴っている。この調査で中国にいるたくさんの、詐欺論文を書いたりゴーストライターをしている悪辣な論文ブローカーの役割が明るみに出た。2012年にBMCから取り下げられた31人の中国人著者がブローカーに支払った費用は600ドルから5500ドル以上。
中国政府は不正行為予防のための対策をとっている。取り下げられた論文の多くが医学分野である。学術詐欺対策には苦労していて常に新しいタイプの詐欺が現れる

Vitamin D does not reduce colds in asthma patients
23-Nov-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-11/ats-vdd112315.php
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicineにオンライン発表された研究によると、喘息患者がビタミンDサプリメントを使用しても風邪の回数や重症度を減らさない

  • pHミラクルの著者の裁判開始

Trial starts for pH Miracle author
By Teri Figueroa | 5:33 p.m. Nov. 18, 2015
http://www.sandiegouniontribune.com/news/2015/nov/18/criminal-trial-opens-robert-young-ph-miracle/
がんが治せると主張して治療を行っていたRobert Youngの裁判。弁護人は患者は彼が医者ではないと理解して来ていたと主張。
アルカリ性の食事で健康になるという一連の本を書いていたRobert Youngの裁判が始まった。医師免許はないが1日2000ドルの治療を行っていた。
最も有名な本は“The pH Miracle: Balance Your Diet, Reclaim Your Health,”で、アマゾンの減量ベスト100の75位、少なくとも18言語に翻訳されている。
少なくとも6人の末期がん患者に1回500ドルで重炭酸ナトリウムを静脈注射し、全て死亡している。Youngは1995年にもユタ州で逮捕されている
酸性食品アルカリ性食品って日本でも昔流行った。http://www.phmiracleliving.com/t-food-chart.aspx
こんなの適当に言ってるだけ。)