食品安全情報blog過去記事

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私たちが食べる団体給食、ベンゾピレンは心配しないでください!

新型有害物質チーム 2016-04-18 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=31316&cmd=v
食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は団体給食所で提供される調理食品のベンゾピレンなど多環芳香族炭化水素 (Polycyclic Aromatic Hydrocarbons、PAHs)8種を実態調査した結果、人体暴露量は安全な水準だったと発表した。
今回の研究はベンゾピレン低減化研究の一環で、一度に多くの人に提供される団体給食所調理食品中のPAHs実態調査により実際の人体暴露量を確認するために遂行された。
※ PAHs:(8種)?Benzop(a)Anthracene?Chrysene?Benzo(b)Fluoranthene?Benzo(k)Fluoranthene?Benzo(a)Pyrene?Indeno(1,2,3-cd)Pyrene?Dibenz(a、h)Anthracene?Benzo(g、h、i)Perylene
調査対象は汁物、チゲ類126件、和えもの類110件、いためもの類71件、揚げ物類53件、煮つけ類29件、焼き物類23件など計412件である。
調査対象食品のうちワカメのスープ、切り干し大根和えもの、イカ和えもの、豆腐煮つけ4件からPAHsが検出されたが全て安全な水準であった。
ワカメのスープでchrysene0.16μg/kg、benzo(a)pyene0.23μg/kg、indeno(1,2,3-cd)pyrene0.14μg/kgが検出された。切り干し大根和えもの・イカ和えもの・豆腐煮つけからはchryseneがそれぞれ0.17μg/kg、0.12μg/kg、0.13μg/kg検出された。
調査対象食品から摂取される8種のPAHsに対してリスク評価した結果暴露マージン(MOE)は3.14×10^8で非常に安全な水準である。