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食品医薬品安全庁、「食品に使用できる原料」を中心に食品原料の管理システムの切り替え

 食品基準課 2016-05-31
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=31871
食品医薬品安全処は食品原料管理体系を原料データベースで運営しているが、食品に使うことができる原料のみを明示するポジティブリストシステム(Positive List System、PLS)に転換することなどを主要内容にする「食品の基準及び規格」を5月31日改訂告示すると発表した。
今回の改訂は食品に使うことができる原料の法的根拠を作成して、食品類型を新設して消費者に正確な情報を提供し、食品製造・加工基準の規制を合理的に改善して食品安全管理を強化するためである。
主要内容は▲食品に使用可能な原料形態で食品原料管理体系改善(’16.5.31. 施行)▲乳タンパクアレルギーの乳幼児用調整食品の類型新設(’16.5.31. 施行)▲蜂蜜の類型新設(’17.1.1. 施行)▲酵素食品の酵素含量定量規格新設(’17.6.1. 施行)▲ワイン製造の時オークチップ使用許容(’16.5.31. 施行)▲農薬残留許容基準改訂(’16.8.1. 施行)などである。
ポジティブリストシステム: 使うことができる原料リスト以外には前もって安全性を立証するようにする事前予防注意原則の規制方式
※[改訂前]ポジティブリストシステムとネガティブリストシステム混用→[改訂後]ポジティブリストシステム単一
今後の食品製造会社と消費者は食品原料データベースだけではなく「食品の基準及び規格」を通じて食品原料に対する正確な情報を確認することができる。使うことができる原料に登録されている食品は4,894種である。
※ 食品原料データベース(http://www.foodsafetykorea.go.kr>安全な食生活>食品原料>食品原料DB): 食品に使用可能な原料情報を提供するために運営中のデータベース-食品に使うことができる原料に登録されない食品原料は食薬処が安全性審査を完了して「食品の基準及び規格」に登載されると食品原料として使うことができる。
○ 牛乳タンパク質に過敏性があたりアレルギー疾患で一般のミルクの摂取が難しい乳幼児のために乳タンパクアレルギーの乳幼児用調整食品の類型を新設した。
○ 消費者が一部砂糖を食べさせて育てた蜂蜜とそうでない蜂蜜を正しく区別するように食品類型を新設した。
※ 飼養蜂蜜: 我が国の養蜂環境で冬季、梅雨時など採蜜期ではない時期に生存のために一部砂糖を食べさせて生産した蜂蜜
酵素食品の場合消費者が酵素の含量を確認して製品を選択できるように酵素食品の酵素含量規格を表示量に新設した。
○ ワインの香味を改善して国内果実酒産業の競争力を強化するためにワイン製造・加工の時オークチップとオークバーを使うことができるようにした。