- 英国の生命倫理学者がデザイナーベビーとCRISPR牛に注目
Natureニュース
UK bioethicists eye designer babies and CRISPR cows
Heidi Ledford 30 September 2016
http://www.nature.com/news/uk-bioethicists-eye-designer-babies-and-crispr-cows-1.20713
ロンドンの生命倫理に関するNuffield評議会が9月30日に発表した予備的報告によるとヒトの胚と家畜のゲノム編集にさらなる注目が必要。
生命倫理と動物の福祉。
US soda tax battle bubbles up in San Francisco Bay Area
By Associated Press September 28, 2016
https://www.statnews.com/2016/09/28/soda-tax-san-francisco/
アメリカの砂糖入り炭酸飲料に関する戦いが11月に投票が行われるサンフランシスコベイエリアで白熱している。これまで米国で砂糖税を導入しているのはBerkeleyとPhiladelphiaの二つのみ。
- 地中海食とCVDについての研究への専門家の反応
SMC
expert reaction to study to Mediterranean diets and CVD
September 29, 2016
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-to-mediterranean-diets-and-cvd/
BMC Medicineに地中海食により近い食生活をすることが心血管系疾患の罹患率と死亡率の低さに関連するという報告があった
食品研究所名誉フェローで栄養研究者のIan Johnson博士
この注意深く厳密な研究は比較的小さいが重要な可能性のある、地中海スタイルの食生活に近いことが心疾患やそれによる死亡リスクの削減と関連することを示している。これはこれまでの研究と一致していて重要なことは英国人に適用することである。
この種の研究は因果関係を証明することはできず食生活のどの成分（飽和脂肪が少ない、野菜や穀物が多い、オリーブ油が多いなど）が最も重要なのかもわからない。しかしそれは多分質問が間違っている。食生活においては各種成分が相補的に働くようだ。いずれにせよ地中海風へのシフトは英国人の心疾患リスクを減らすには安全で賢明な選択肢をあるように見える。
（EPIC-Norfolk研究）
- Wirral医療主任はホメオパシーにお金を出すことをやめることを検討
Wirral health chiefs consider end to homeopathy funding
29 September 2016
http://www.bbc.com/news/uk-england-merseyside-37496015
ホメオパシーを提供している残り少ないNHSグループのWirral Clinical Commissioning Group (CCG)は、圧倒的多数の反対意見によりやめようと考えている。相談した人の95%がホメオパシーにお金を出すのはやめることを望んでいるという。Iscadorという別の代替医療もやめたいという意見が多かった。
Sen. Nancy Greene Raine Targets Marketing Tricks Encouraging Kids To Eat Unhealthy Foods
http://www.huffingtonpost.ca/2016/09/29/nancy-greene-raine-child-health-protection-act_n_12249002.html?utm_hp_ref=canada-british-columbia&ir=Canada+British+Columbia
カナダ。マクドナルドのハッピーセットのおもちゃやシリアルの箱のおまけやゲーム、コンテストを禁止するというChild Health Protection Actを提案している。キャラクターや明るい色遣いも禁止。食品業界からは反対運動が予想される
（楽しみとしてのおやつの満足感は？。）
- Kamloops の男性がKelownaでの結婚式の後フェンタニル過剰使用で死亡
Kamloops man dies of fentanyl overdose after Kelowna wedding
Sep 29, 2016
http://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/overdose-death-kelowna-wedding-1.3784975
他に4人が中毒になったが死亡はしていない
週末の結婚式でコカインを使用しそれにフェンタニルが含まれていた
- 「これはおそろしいものである」：恐ろしい薬物カルフェンタニルが今やWinnipegに
'It's scary stuff': Deadly drug carfentanil now in Winnipeg
Sep 29, 2016
http://www.cbc.ca/news/canada/manitoba/carfentanil-drug-confirm-winnipeg-1.3783861
Winnipegのホテルで押収されたブロッター（吸い取り紙）から強力なオピオイドが発見された
Winnipeg警察がシティホテルの部屋から押収した紙にカルフェンタニルを確認した。37才のWinnipegの男性がたくさんの違反で拘留されている。今月初め警察が市の西端にあるホテルの部屋で1477錠の疑わしい薬物を発見して検査を行っていた。フェンタニルの100倍の強度の合成オピオイドであるカルフェンタニルが見つかったことは警察と保健当局を震え上がらせている。
カルフェンタニルは食卓塩のような見た目で、もともとヘラジカや象のような大型動物を動かなくさせるためにデザインされた。ヒトでは20マイクログラムで致死量で、1マイクログラムは塩一粒より小さい。過剰使用のリスクが極めて高い。
（写真有り。もはや粉ではなく薬物を吸い込ませた紙のかけら。）
- 野生生物の違法取引：象に関心を
Illegal wildlife trade: Look to the elephants
George Wittemyer
Science 30 Sep 2016:Vol. 353, Issue 6307, pp. 1507
違法取引の取り締まりと同時に需要を減らす対策を
（象牙を有り難がるな、ということ。）
