食品安全情報blog過去記事

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評価等

  • 提出された確証データを踏まえたシフルメトフェンの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment for the active substance cyflumetofen in light of confirmatory data submitted
EFSA Journal 2016;14(12):4635 [20 pp.]. 5 December 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4635
懸念が確認された。

  • Dow AgroSciencesからの遺伝子組換え昆虫耐性ダイズDAS-81419-2の食品及び飼料としての使用、輸入、加工のための販売申請(EFSA-GMO-NL-2013-116)についての科学的意見

Scientific Opinion on an application by Dow AgroSciences (EFSA-GMO-NL-2013-116) for placing on the market of genetically modified insect-resistant soybean DAS-81419-2 for food and feed uses, import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003
EFSA Journal 2016;14(12):4642 [23 pp.]. 5 December 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4642
ダイズDAS-81419-2は申請の範囲内で従来の同等品や検査された非GM参照品種と同様に安全で栄養価が高い。

  • GMトウモロコシイベントDAS-59122-7についての新しい優先順位付け情報のリスク評価

Risk assessment of new sequencing information on GM maize event DAS-59122-7
EFSA Journal 2016;14(12):4639 [7 pp.]. 5 December 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4639
2016年7月26日に欧州委員会はPioneerからトウモロコシイベントDAS-59122-7の新しいデータを受け取り、新しいデータを用いてバイオインフォマティクス分析を改訂した。シングルとして、またスタックイベントの一部としてのイベントDAS-59122-7のオリジナルリスク評価は有効なままである。

  • DOW AgroSciences LLCからの遺伝子組換え除草剤耐性トウモロコシDAS-40278-9の食品及び飼料としての使用、輸入、加工のための販売申請(EFSA-GMO-NL-2010-89)についての科学的意見

Scientific Opinion on an application by DOW AgroSciences LLC (EFSA-GMO-NL-2010-89) for placing on the market the genetically modified herbicide-tolerant maize DAS-40278-9 for food and feed uses, import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003
EFSA Journal 2016;14(12):4633 [25 pp.]. 5 December 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4633
トウモロコシDAS-40278-9はこの申請の範囲内で、ヒトと動物の健康と環境への潜在的な影響に関して、非GM比較対象と非GMトウモロコシ参照品種と同様に安全である。

  • 全ての動物種とカテゴリー用飲料水の香料として使用する乾燥ブドウエキスの安全性と有効性

Safety and efficacy of dry grape extract when used as flavouring in water for drinking for all animal species and categories
EFSA Journal 2016;14(12):4627 [2 pp.]. 2 December 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4627
以前、飼料に添加する際のこの乾燥ブドウエキスの安全性と有効性についての意見を発表している。安全な食事濃度は設定できなかったが、犬を除くすべての動物種に最大提案使用量(100 mg/kg完全飼料)で安全だと結論した。消費者の安全性の懸念はなく、環境へのリスクもないことが予想され、使用者の安全性については結論できなかった。これらは水への使用にも当てはまる。以前の評価で同定された安全性のマージンを考慮して、飲料水の最大濃度50 mg/Lが犬を除くすべての動物種に安全だとみなされた。有効性の論証は必要ない。

Editorial: The European Food Risk Assessment Fellowship Programme (EU-FORA)
EFSA Journal 2016;14(11):e14111 [2 pp.]. 29 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/e14111
EFSAは2017年に開始される欧州食品リスク評価フェローシップ計画(EU-FORA)の詳細を発表した。

  • 鶏肥育用と産卵鳥用飼料添加物としての3-フィターゼ FLF1000の安全性と有効性

Safety and efficacy of 3-phytase FLF1000 as a feed additive for chickens for fattening and laying hens
EFSA Journal 2016;14(11):4622 [15 pp.]. 29 November 2016
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4622
この添加物はKomagataella pastorisの遺伝子組換え系統で作られる3-フィターゼの製剤である。この生産系統とその組み替えられたDNAは最終製品には検出されない。そのため、この生産系統の遺伝子組換えに関してこの添加物に安全上の懸念は生じない。この添加物は飼料に1,000 FTU/kgの用量で鶏肥育用と産卵鳥用に安全である。飼料添加物としての使用に消費者への懸念はなく、環境へのリスクを引き起こさない。鶏肥育用に500 FTU/kg、産卵鳥用に1,000 FTU/kg飼料でフィタン酸塩リンの有効性を増す可能性がある。