食品安全情報blog過去記事

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説明資料(マネートゥデイ卵記事に関連する)

畜産物衛生安全課 2016-12-29
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=35018
マスコミ報道要旨□AI(トリインフルエンザ)余波で‘卵騒動’拡大。農林畜産食品部が航空便で卵を輸入する対策を出したが実効性がないという指摘□民間業者が直接海外に出て相応しい輸入物を探しても食薬処に海外作業場登録をして輸入衛生評価を受けなければならないなど食薬処基準が難しいので意欲さえなくなる
農林畜産食品部説明
食品部が航空便で卵を輸入する対策を出したが実効性がないという指摘について
AI防疫措置による産卵鶏殺処分増加のため卵供給物量が減り、12.27日基準消費者価格が前月比42.7%、産地価格が53.5%上昇した。このような卵価格上昇は持続する見込み.
これに関して政府は次のような卵需給及び流通安定化対策を推進して行く
○部処合同点検で流通状況を点検し、加工用卵需要先である製菓・製パン会社の原価節減のために割り当て関税*適用(27%→0%)など加工用卵輸入の負担を緩和する
*割り当て関税: 物価安定などのために一定期間一定物量の輸入物品に対して関税率を調整する
○消費者負担軽減と卵価格安定のために新鮮卵航空運送費支援などを推進する、
○産卵鶏生産基盤回復にかかる時間を減らすために産卵鶏生産期間延長(68週→100週)と産卵実用鶏輸入を支援すること
食薬処基準が難しくて意欲さえ出ないということに関して、
現在卵輸入が許可された国家(アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スペイン)の場合は輸入衛生評価手続きなしに輸入可能
○輸出作業場登録は必要であるが輸出国政府の申し込みがあれば迅速な検討を経て登録処理する計画
○畜産物輸入時の作業場登録などは大部分の国家で適用している手続きで我が国の基準が特別に難しいのではない

(日頃輸入は反対しておきながら、いざ卵の値段があがったら安全性より他国から輸入させろという勝手さ。消費者の意向と称して政府批判がしたいだけのマスコミはいつもこんな感じ)