食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

FVO査察報告書

United States―Fishery products
01/03/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3756
2016年6月20日〜7月1日まで米国で実施された、EU輸出用水産物が同等の認可状態で供給されていることを確認するための査察。一般に米国の水産物への要求はほとんどの事業者が満たしていることが、アメリカ食品医薬品局の公的管理システムで確保されている。一部以下の問題がある:
・食品医薬品局の代わりに公的管理を行う時、食品医薬品局の調査と州の検査官が行う公的管理に一部不一致がある、
・米国の要求に反して、加工中に床の上に落ちた水産物が化学リンスで元通りの良い状態に戻した後はヒトが摂取するのに適していると考えられているという事実。
EU健康証明発行の要求を大部分カバーする、食品企業管理者が直接輸出する品を認証するシステムが導入された。だが、このシステムは一部欠陥がある。

  • アルゼンチン―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質と汚染物質の管理評価

Argentina―evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
22/02/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3746
2016年11月21日〜12月2日までアルゼンチンで実施された査察。概して、アルゼンチンの動物由来食品残留物管理システムはEUが承認する残留物監視計画 (RMP)が規定する保証を概ね順守している。にもかかわらず、往復時間が長引いたり分析されないサンプルがあるため保証効果に悪影響がある。動物用医薬品の登録はEUと同等で、EUで食品生産動物に禁止されている医薬品の使用を避ける効果的なシステムと結びつき、さらにRMPの保証を支えている。

  • ホンジュラス―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質と汚染物質の管理評価

Honduras―evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
22/02/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3745
2016年10月10〜20日までホンジュラスで実施された査察。水産物の査察も並行して実施された。概して、ホンジュラスの動物由来食品残留物管理システムはEUが承認する残留物監視計画 (RMP)が規定する保証を概ね順守している。

  • オランダ―動物の抗菌剤の慎重な使用についての情報収集

Netherlands―gather information on the prudent use of antimicrobials in animals
01/03/2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3753%20
2016年9月13〜20日にオランダで動物の抗菌剤の慎重な使用に関する調査委員会が開催された。動物用医薬品の使用に関する抗菌剤耐性問題の対処法を実現するための情報収集と、他の加盟国に役立つ良い実現例を確認することを目的としている。概して、近年オランダの動物の抗生物質の使用は大幅に減少している(2009年から2015年までに58.4%販売縮小)。動物の抗生物質の慎重な使用の促進は、政府の支援を受け、専門的な科学的助言、抗菌剤耐性監視、生産者機関による研究促進と具体的な率先に基づき実行政策によって達成できている。動物の健康と福祉や生産者の経済的継続性を守って過剰な立法上のアプローチを避けながら、比較的短期間で動物の抗生物質の使用と関連する抗菌剤耐性を減らすことができたと、所見から進捗状況が強調されている。