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肥満と食環境

Health Matters: Obesity and the food environment
Kevin Fenton, 31 March 2017
https://publichealthmatters.blog.gov.uk/2017/03/31/health-matters-obesity-and-the-food-environment/
Health Matters最新号へようこそ。今回は肥満と食環境が特集。
肥満は地域または一国の問題ではなく世界的問題である。イングランドでは成人の約2/3(63%)が過体重または肥満である。2-15才の子どもの約1/3が過体重または肥満で若い世代のほうが先の世代より太っている。この問題の対応に失敗するとNHSのリソースにさらに重荷となる。
しかし肥満の対策に特効薬はない。行動、環境、生物学、身体的、文化的多くの誘因が複雑に絡む。多くの人が健康的食生活と活動的であることが良いことだと知っている。しかし実行できないでいる。これは我々が肥満になりやすい環境に住んでいて食べ過ぎや運動しないことを薦めるからである。
2014年にイングランドには5万以上のファストフードや持ち帰り食品店がある。成人の1/4以上子どもの1/5以上が週に一回はカフェや持ち帰り店やレストランの食品を食べる。

Health matters: obesity and the food environment
Published 31 March 2017
https://www.gov.uk/government/publications/health-matters-obesity-and-the-food-environment/health-matters-obesity-and-the-food-environment--2

対策としては一食分のサイズを減らす、脂肪や揚げ物を減らす、減塩、減糖、野菜や果物を増やす、健康的選択肢を薦める、カロリー情報を提供する、などをあげている
(外食ならアジアのほうが回数は多いような)