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FSAは将来の食品規制計画を発表

FSA publishes plans for future food regulation
19 July 2017
https://www.food.gov.uk/news-updates/news/2017/16363/fsa-publishes-plans-future-regulation
Heather Hancock FSA長官は本日イングランドウェールズ北アイルランドの食品規制の変更計画を発表した。この文書「我々の将来を規制する−何故食品規制は変更する必要があり、我々はそれをどのように行っているか」はイングランドウェールズ北アイルランドの食品事業者の規制の方法をどう変えるかについての我々の提案を示す。
(以下は抜粋)
現代的で、より柔軟で対応可能な規制システムへ
Heather Hancockは言う「EU離脱と共に、食品事業の規制方法の変更はここ数年の我々の二つの重要課題の一つである。食品規制システムの変更は強力なものである。我々は世界の食糧経済の変化の速度に合わせるために規制のやりかたを変える必要がある。我々は現代的で柔軟性があり対応可能な規制システムが必要である。システムが行き詰まって公衆衛生や食品への信頼を毀損するリスクに晒されるまで待つのではなく今対応するのが重要である。この改革案は英国のEU離脱でさらに機運が高まっている。
この計画はこの分野の全ての関係者との18か月に議論の結果である。
この計画の核心部分は全ての食品事業者の登録の強化で、それをベースに我々は適切な、リスクに基づいた管理が適応できる。
将来の変更
このペーパーはFSAが近代的な、リスクに基づいた、適切で、しっかりした、弾力性のあるシステムを構築するためにFSAが望む変更の詳細を記している。主なものは
・事業者登録システムの強化
・一連のリスクの指標を用いた事業のより適切な分類
・事業者に正しいことをしているという確信をもってもらいそれを証明するための選択肢を多くする
・食品衛生格付け制度は維持する
新興リスクに対応する
Heather Hancockは言う:「FSAは今リスクに対応することが必須である。危機を待つのではなく事前に対応することが責任あるアプローチである。」
レポート
Regulating Our Future: Why food regulation needs to change and how we are going to do it
Published July 2017
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/rof-paper-july2017.pdf