食品安全情報blog過去記事

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2017年9月5日の議題

COT Meeting: 5 September 2017
https://cot.food.gov.uk/cot-meetings/cotmeets/cot-meeting-5-september-2017
ペーパーがアップされている。そのうちのひとつ
Imperial College Londonが所有する既存の検体を用いた母乳解析の提案
https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/tox2017-38.pdf
乳幼児用食品中化学物質のリスクをレビューしている過程で、過去の政府の助言がでた後の新しい根拠から、詳細に検討すべき多数の化合物を同定してきた。そして英国の母乳中化合物濃度のデータが乏しいことが明らかになった。一方Imperial College Londonの行っている研究で分析可能な母乳があることに気がつきFSAが参加しないかと誘われた。
この研究、母乳、環境、幼児期と発達Breastmilk, Environment, Early-life and Development (BEED)試験はもともと英国人女性の母乳中に懸念となる化合物があるかどうかを同定するためのものである。英国のゴミ処理施設近傍3ヶ所の366人の女性の1272検体が集められている。女性の社会経済的、職業、食事データが集められていて一部の化合物の分析は既に実施されている。このプロジェクトからはPBDEとHBCDDの論文が発表されている。このプロジェクトにFSAは参加すべきか?もし参加するならどの化合物を優先すべきか?