食品安全情報blog過去記事

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査察報告書

  • フランス−動物において抗菌剤が慎重に適用されているかについての情報収集

2017-6200 - Gather information on the prudent use of antimicrobials in animals - France (FR)
17 July 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2017-6200
2017年3月21〜30日、フランスにおいて、動物に対し抗菌剤が慎重に適用されているかどうかについて、実態調査が行われた。概して、国による抗菌剤耐性に関する行動計画(Ecoantibio計画)が推し進められてきたことにより、動物に対する抗菌剤の適用がより慎重に行われる様に、大幅かつ包括的な進歩が成し遂げられている。その成功要因は、Ecoantibio計画の下、ペットや馬への抗菌剤の適用に関する行動も含め、対策がうまく推進するように全ての関係者が参加・貢献したことである。2012年の状況との比較では、動物における抗菌剤の使用量は20%以上削減され、それに合わせて動物における抗菌剤耐性の届け出数も低減している。より能率的で規制的色合いのの少ない新Ecoantibio計画が2017年4月に発表され、また、最初のEcoantibio計画で実施された諸対策を評価することも重要視されている。

  • ドイツ−卵と卵製品

2016-8682 - Eggs and egg products - Germany (DE)
17 July 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_inspection_ref=2016-8682
2016年10月17〜28日、ドイツにおいて、ヒトが摂取する卵と卵製品の生産・販売管理システムを評価するための査察を実施。概してドイツの公的管理制度は、各事業所がEUの求める要件を満たしていることに関しては、それを保証できているが、食品関連事業者が実施している手順がHACCP原則に基づいていることに関しては、そのことを完全には保証できていない。国が作成した認可事業所リストに、欠陥が認められた。さらに、鶏以外の家禽の卵を包装するために使用される施設については、登録や許認可の対象とされていない。