食品安全情報blog過去記事

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監査報告

2017-6151 - Fishery products derived from tuna species - Indonesia ID
6 September 2017
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=3858
2017年2月28日〜3月9日までインドネシアで実施された、EUへの輸出向けマグロ種由来水産物の生産環境に対する公的管理の実態を評価する査察。この査察は、マグロ業界全体についてより明確に実情を把握することに主眼を置いた一連の査察の第5回目で、EUに輸入されるマグロが守られるべき公衆衛生基準(特にヒスタミンと重金属の基準)を満たしているかどうかを確認するためのものである。この一連の査察では、その対象を、マグロとその近似種を捕獲し、EU輸出用に陸揚げや加工を行っていると地理的に確認される拠点にまで広げた。
インドネシアは、保健・食品安全総局によるEUのマグロ輸入に関する詳細審査の結果選択された国であり、地理的に重要な2つのマグロ捕獲地域(インド洋(東部)および大西洋(中西部))で操業していると考えられる中規模マグロ輸出国として認定されている。
インドネシアの当局が開発した公的管理システムは、EUへの輸出が健全に行われることを証明するための公衆衛生認証に求められる保証を提供できる様に、適切な手順と規則に基づいて構築されている。特に冷凍大型船を対象とした危害分析重要管理点(HACCP)システムの運用計画がないこと、総トン数20以下の魚船については衛生管理の適用が除外されていることに関連して、規則に重要な弱点が見受けられる。