食品安全情報blog過去記事

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ガラガラヘビ錠剤に関連するサルモネラ感染の調査

Investigation of a Salmonella Infection Linked to Rattlesnake Pills
Tuesday, December 19, 2017
https://www.cdc.gov/media/releases/2017/s1219-salmonella-rattlesnake-pills.html
CDCとカンザス州保健環境局は一人のサルモネラOranienburg感染とガラガラヘビ錠剤を関連させた。ガラガラヘビ錠剤はしばしばがんやHIV感染などの各種疾患の治療薬として宣伝販売されている。これらの錠剤はガラガラヘビの肉を乾燥させて粉にしたものを錠剤にしたものである。
疫学と実験の根拠はカンザス州の一人の人がメキシコで購入したガラガラヘビ錠剤を摂取して病気になったことを示す。その人は病気になる前の週にガラガラヘビ錠剤を摂取したと報告した。ホールゲノムシークエンシングでその人を病気にしたサルモネラと、別の関係ない調査で先にメキシコから集めたガラガラヘビ錠剤に発見されていたサルモネラとが一致した。
爬虫類とその肉にはサルモネラがいることがありヒトを病気にする。過去のアウトブレイク調査でヒトのサルモネラ感染源としてガラガラヘビ錠剤が同定されている。