食品安全情報blog過去記事

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卵の殻を見ると卵の情報が得られる!!

2018-02-23 食品安全表示認証課/統合食品情報サービス課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=40707
―「畜産物の表示基準」一部改訂告示―
卵殻に産卵日時、生産者固有番号、飼育環境番号の表示を義務化する。
2017年8月の殺虫剤卵事件をきっかけとして、消費者に卵の新鮮度、生産環境などに対する正確な情報を提供し、国内流通する卵に対する信頼を回復することを図る。
これまでの卵殻表示は、「市道別符号」と「農場名」であったが、「産卵日時」、「生産者固有番号」、「飼育環境番号」を一緒に表示(例: 1004M3FDS2)するように改正。
「産卵日時」は「△△○○(月日)」の方式で表示する。
産卵日: ニワトリが卵を産んだ日。ただし産卵時点から36時間以内に採集した場合、採集した日を産卵日時として表示することができる。
「生産者固有番号」は、家畜飼育業許可時に卵農場別に付与される固有番号(例: M3FDS)を表示する。消費者はインターネットサイト「食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)」から卵に表示された固有番号から卵生産農場の事業場名称、所在地などを確認することができる。
「飼育環境番号」は、ニワトリを飼育する環境によって区分される1(放し飼い)、2(畜舎内平飼い)、3(改良型ケージ)、4(従来型ケージ)に基づいて飼育環境に相当する番号で表示する。
なお、改定された表示基準の定着のため、生産者固有番号は2018年4月25日から、飼育環境番号表示は2018年8月23日から、産卵日時表示は2019年2月23日から施行される。
他の改定▲食肉加工品に使った食肉含量表示方法改正▲亜麻仁を使った製品に含量及び注意事項の表示新設など。
消費者に一貫した情報を提供するため、ハムまたはソーセージなどのような食肉加工品に使った食肉の含量の表示方法を、品目製造報告書(輸入申告書)の原材料配合割合データをそのまま表示するようにした。
ただし、水が大部分除去されるベーコン類、乾燥保存肉類、畜肉などの類型は水を除いた配合割合で表示することができることとした。(例)ベーコンの原材料配合割合: 豚肉80%、水15%、副材料5% → 豚告示含量: 94%(80/85 × 100)
摂取量が制限されている食品原料である亜麻仁を原材料として使う場合、消費者の安全のために主表示面には亜麻仁含量(重量)を、消費者注意事項には「一日摂取量(16g)及び1回摂取量(4g)を超過してはならない」を表示するように表示基準を新設した。熱処理されてい亜麻仁にはシアン配糖体が存在し、これは酵素によって分解されてシアン化水素を生成してチアノーゼなどを誘発する。