食品安全情報blog過去記事

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食品安全文化はうまく根付いているがやるべきことはまだある

Food safety culture in good shape but more to do
05 Jul 2018
http://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/food-safety-culture-in-good-shape-but-more-to-do/
ニュージーランド食品安全庁と食品安全保障諮問委員会(FSAAC)は、ニュージーランドの食品事業者における食品安全文化に関する調査結果を公表した。ニュージーランド食品安全庁の食品規制室長のPaul Dansted氏は以下のように述べている。
「フードサプライチェーンの全分野から900件の食品事業者と193名の従業員を選択して調査した。」
「全般的に、食品事業者は、食品の安全に対し強い責任感を抱いている。調査した食品事業者の95%が食品安全リスクを特定して対処するための適切なポリシーと規則を有していた。調査した従業員の75%が、食品安全のための具体的な支援を管理者から受けており、管理者は言行一致して食品安全文化のリーダーシップを取っていると答えている。」
「しかし、組織全体にわたる食品安全の責任感の共有において改善の余地がある。調査した食品事業者の3%しか、食品安全実務成績のデータを従業員にフィードバックしていない。食品事業やサプライチェーン全体にわたる一貫した食品安全確保についてもやらなければならないことがある。」