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試験・検査機関を対象とした「2018年熟練度評価」の実施

2018-09-05 検査制度課
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43013
試験・検査機関の検査能力向上と信頼性確保のため、「2018年試験・検査機関熟練度評価」を実施している。
熟練度評価では、各試験・検査機関に評価用試料を与えて、試験・検査結果値の提出を受けて真の値と比較してその結果の正確性を確認する。「食品・医薬品分野試験・検査などに関する法律」に基づいて毎年実施しており、2018年は、試験・検査機関125ヵ所を対象として保存料、重金属、微生物など24項目を評価する。
対象の試験・検査機関は、食薬処指定(民間、法定)試験・検査機関(122ヵ所)および国外試験・検査機関(3ヵ所)である。
評価結果は、「良好」、「注意」、「不十分」の三等級で分けて判定し、注意や不十分の判定を受けた機関は原因分析および改善措置の結果を食薬処に報告し、その結果が不十分な場合、再評価を受けることになる。
去る6月の1次熟練度評価では保存料、重金属など10項目について実施され、今回の2次熟練度評価では微生物、韓牛確認、遺伝子組み換え食品など14項目に対する分析能力を調べる。
1次熟練度評価の項目の詳細: 保存料、重金属(鉛)、残留農薬(ダイアジノン、クロルピリポス)、栄養成分(Ca、Mg)、放射線調査(照射、非照射)、亜硝酸イオン、酸化防止剤
2次熟練度評価の項目の詳細: 一般細菌数、大腸菌群、食中毒菌(黄色ブドウ球菌、クロストリジウム・パーフリンジェンス、サルモネラ、リステリア・モノサイトゲネス)、遺伝子組換え食品(豆、トウモロコシ)、残留動物用医薬品(シプロフロキサシン)、韓牛確認(韓牛、非韓牛)、残留農薬(フィプロニル、エトキサゾール)、重金属(ヒ素) - 特に、畜産物試験・検査機関を対象として卵での殺虫剤検出に関連する残留農薬2種(フィプロニル、エトキサゾール)を追加して熟練度評価の実効性と品質を高めている。