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世界疾病負担の地元データがどのようにしてNHSの焦点を変えていくことに役立つのか

How local Global Burden of Disease data can help shift the focus for the NHS
John Newton, Posted on: 25 October 2018
https://publichealthmatters.blog.gov.uk/2018/10/25/how-local-global-burden-of-disease-data-can-help-shift-the-focus-for-the-nhs/
我々の多くは可能な限り健康で生きたいと望むが、一般的に人々は長生きするようになったものの結果は国により大きく異なり不平等は残っている。例えば最も豊かな地域は最も貧しい地域の人々より19年以上健康な人生を送り、健康でいられるチャンスは住む場所によって異なるようだ。NHMは財政について厳しく見ている中で最も貧しいコミュニティの医療費が年に48億ポンドであることは重大である。生産性の低下による経済への害は年に300億ポンド以上である。
PHEは本日Lancetに発表された世界疾病負担の新しい解析に中心的役割を果たしたことを誇りに思う。この研究は英国の人々の健康状態についての詳細なデータを示し、それはNHSの長期計画の作成に役立つ。健康状態を改善しない投資はもっと需要の大きい貧しい地域に向けられるだろう。
早期死亡と疾病負担
2016年の英国の早期死亡の最もよくある原因は心疾患、肺がん、脳卒中COPDそして認知症である。しかし日常生活にとって人々の負担になっているのは腰痛、精神衛生、皮膚の状態、目や耳の障害である。これらはがんや心疾患に比べて注目されてこなかったが健康状態の悪さとして大きな負担である。
不健康なライフスタイル
このデータはNHSが長期計画を作るために優先的課題を見つけるのに役立つ。早期死亡の半分以上は予防可能なリスク要因に関連する;タバコ、不健康な食事、肥満、アルコールと薬物、運動不足、大気汚染のような環境要因。
以下略で論文
Changes in health in the countries of the UK and 150 English Local Authority areas 1990–2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(18)32207-4/fulltext