食品安全情報blog過去記事

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国民生活センター 2003 年度のPIO-NET にみる消費生活相談、危害・危険情報

平成16年8月4日
http://www.kokusen.go.jp/cgi-bin/byteserver.pl/pdf/n-20040804_4.pdf

健康食品に関する部分のみ抜粋

消費生活センター情報の「危害情報」上位3 商品 「健康食品」(750件)「化粧品類」(573件)「エステティックサービス」(493件)

(4)上位3 商品・役務の「危害」の概要
①健康食品(750 件)
健康食品は前年度に比べ490 件減少し、750 件(12.2%)であるが、前年度同様1 位である。
性別をみると、女性が630 件(84.0%)と多かった。年代別では、70 歳代以上が225 件(30.0%)で一番多く、次いで60 歳代159 件(21.2%)、50 歳代102 件(13.6%)の順であった。
危害内容は「消化器障害」が342 件(45.6%)で最も多く、次いで「その他の傷病及び諸症状」241 件(32.1%)、「皮膚障害」144 件(19.2%)の順であった。

コメント:前年度の中国製ダイエット食品での大騒ぎがあったにも関わらず、相変わらず健康食品による危害がトップ。いい加減気がついても良さそうなんですが。
健康食品の被害は高齢女性がかなりの部分を占める。購買層がそうなんでしょう。
医療費の本人負担が数百円増えるのもイヤなのに、効果がないどころか有害ですらある「健康食品」には数万でも出す、というその行為は理解できないです。
年をとったらそれなりに体の調子は悪くなるもの、とは思えないんでしょうか。完璧な健康、なんて「普通」ではないのですが。