食品安全情報blog過去記事

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小児科医は代替療法には慎重

Pediatricians wary about recommending complementary therapies
16-NOV-2004
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2004-11/wfub-pwa111604.php
Ambulatory Pediatricsの11月号に発表された研究によれば、多くの小児科医は患者が代替・補完療法(CAM)を利用しているのを知っているが、ほとんどはそれらについて議論したり薦めたりするのは不快であると感じている。
Wake Forest大学 Baptist 医療センターの Brenner子ども病院の小児科医Kathi J. Kemper博士らによる調査によれば、小児科医はCAMの知識はあまりないが、CAMの副作用や必要な医療を受けないでしまうことなどを危惧してCAMは薦めない。
サプリメントカイロプラクティック・マッサージ療法などのCAMに詳しいと答えたのは医師の5%以下。
・ ほとんどの医師が75%以上の患者に通常の診察で他の処方薬や薬局販売薬の使用を尋ねているが、ハーブについては20%、特別な食事療法やサプリメントについてはそれぞれ17%しか問診を行っていない。カイロプラクティックやマッサージ・鍼やその他の精神身体療法については5%以下であった。
・ 一方患者の方は87%が過去3ヶ月間に医者に対してCAMについて質問している。