食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

陶磁器からの鉛やカドミウムについて

02.03.2005
http://www.bfr.bund.de/cm/216/blei_und_cadmium_aus_keramik.pdf
陶磁器食器の色つきの釉薬には鉛やカドミウムなどの重金属が含まれる。陶磁器を焼く温度や中に入れる食品によっては重金属が溶出する。こうした重金属はヒト健康に影響のある可能性があるため、規制が行われている。ヨーロッパの食器用陶磁器ガイドラインの見直しに向けて、BfRは食器から溶出する重金属についてのリスク評価を行った。
個人の重金属摂取量は生活様式により大きく異なるため、陶磁器からさらに多くを摂取するのは避けるべきである。特に子どもについては感受性が高いため、BfRは陶磁器重金属規制値としてはできるだけ低い値を採用すべきだとしている。