食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

肥満と過小体重が死亡リスク増加と関連

Being obese, underweight, associated with increased risk of death
19-Apr-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-04/jaaj-bou041405.php
Katherine M. Flegal博士らは米国国民健康栄養調査NHANESから2000年における過剰死亡を推定した。その結果正常体重(BMI 18.5 から25の間)の人に比べて肥満(BMI 30以上)は111,909人の余分の死亡をもたらし、過小体重(BMI18.5未満)では33,746人が余分に死亡している。肥満による相対リスクはNHANES I(1971-1975)よりNHANES II (1976-1980)、NHANES III (1988-1994)で低くなっている。これは肥満の人における高コレステロール・高血圧・喫煙率の減少に起因すると考えられる。一方やせた人の死亡リスクにはあまり時代による変化がない。
JAMA. 2005;293:1861-1867
JAMA. 2005;293:1868-1874