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一般向け食品・食品サプリメント・特定栄養補助食品のビタミンE源としてのD-α-トコフェリル酸コハク酸塩に関するAFCパネルの意見

Opinion of the AFC Panel related to D-α-tocopheryl acid succinate as a source of vitamin E in foods intended for the general population, food supplements and foods for particular nutritional uses
Last updated: 20 May 2005
http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/925_en.html
D-α-トコフェリル酸コハク酸塩(TAS)は1999年に食品に関する科学委員会SCFにより特定栄養補助(PARNUTS)のための使用について評価され、一時的に承認され、2000年と2003年に延長されている。追加情報として要求されていた亜慢性毒性及び生物学的利用能に関するデータが入手できたのでAFCパネルが評価した。
ラットにおける90日間経口投与毒性試験では、1123mg TAS/kg体重/日でのアラニンアミノトランスフェラーゼとアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ活性の増加を指標とし、NOAELは265mg/kg体重/日であり、ヒトにおける摂取量推定は一日1錠以上のサプリメントを摂る成人で336mg/日(5.6 mg/kg体重/日)であることから、安全限界は47.3となる。指標となる効果が酵素活性のみで組織学的変化を伴わないものであるため、この安全域は受け入れられる。文献調査の結果と併せて、一般向け食品・食品サプリメント・特定栄養補助食品のビタミンE源としてのTASに安全上の問題はない。


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