食品安全情報blog過去記事

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多くのプライマリーケア担当医(PCP)は年に1回の検診が有効だと信じている

Most primary care physicians believe annual physical examinations are valuable
27-Jun-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-06/jaaj-mpc062305.php
Archives of Internal Medicineの6月27日号に発表された論文(Arch Intern Med. 2005; 165:1347-1352)によれば、現在の診療ガイドラインでは特定の症状のない成人についての毎年の健康診断は推奨していないが、この指針はPCPには広く受け入れられていない。
過去20年の間に開発された根拠に基づく診療ガイドラインでは、病気の症状のない成人については定型的年次健康診断は推奨していない。かわりに患者の個人歴や家族歴及びその他の背景情報からのリスク評価に基づくより選択的なスクリーニングを薦めている。このガイドラインにも関わらず、一般医の多くが毎年の健康診断や広範囲の検査を望んでいる。
エディトリアルで、健康診断は病気の予防や治療ではなく、医師と患者の関係を作るのに役立っているのではないかと考察している。