Does vitamin C help prevent or treat the common cold?
27-Jun-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-06/plos-dvc062205.php
1970年にLinus Paulingが書いた本「Vitamin C and The Common Cold」がベストセラーになり、多くの人々が風邪にビタミンが効くと信じるようになった。しかし今月のPLoS Medicineに発表された論文ではこれまでの臨床研究を精査し、一般のビタミン信仰は正しくないことを示唆する。
ビタミンCと風邪に関する過去65年以上に渡って行われた研究報告をレビューした。風邪の予防については、最大1日2gまでの用量で風邪のリスク削減は見られなかった。ただし非常に激しい運動や寒い気候に曝されている人々については風邪予防に効果があるかもしれない。
風邪の治療については7つの臨床試験のうちひきはじめに8gの高用量を単回投与した場合についてのみ期間の短縮効果が報告されているが、これについてはさらなる評価が必要で、他の試験では効果はなかった。
Douglas RM, Hemilia H (2005) Vitamin C for preventing and treating the common cold. PLoS Med 2(6): e168.
オープンアクセス
追記
内科開業医のお勉強部屋での言及
http://intmed.exblog.jp/2058059/
