食品安全情報blog過去記事

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指令 (EC) No 1829/2003下でのモンサント社からの昆虫耐性グリホサート耐性遺伝子組換えトウモロコシMON863 x MON810 x NK603の食品及び飼料・輸入・加工用のための市場流通申請に関するGMOパネルの意見

Opinion of the GMO Panel on an application for the placing on the market of insect-protected glyphosate-tolerant genetically modified maize MON863 x MON810 x NK603, for food and feed uses, and import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003 from Monsanto
14 July 2005
http://www.efsa.eu.int/science/gmo/gmo_opinions/1033_en.html
MON863 x MON810 x NK603についてはGMOリスクアセスメントガイドラインに則って評価を行った。
MON 863は昆虫耐性タンパク質としてcry3Bb1を発現し、MON 810はCry1Abを発現する。
NK603はAgrobacterium sp. 系統CP4 (CP4 EPSPS)の5-エノイルピルビルシキミ酸-3リン酸シンターゼをコードする遺伝子を導入して除草剤グリホサート耐性としたものである。いずれも単独でEFSAにより認可承認の評価を受けている。MON863 x MON810 x NK603はそれらの交配種で、単独挿入種と同程度の組換えタンパク質を発現している。
トウモロコシの組成や性質は対照系統と変わらず、齧歯類90日間亜慢性試験でも有害事象は見らなかった、ブロイラーでの試験でも有害事象はなかった。
結論としてGMOパネルはMON863 x MON810 x NK603は提案された使用方法ではヒト・動物の健康及び環境への有害影響はないと考える。