食品安全情報blog過去記事

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食品と接触する物質に使用されるアルキルエステルのペルオキシソーム増殖試験の要求を取り下げる

Minutes’ Statement of the AFC Panel on the withdrawal of the requirement for peroxisome proliferation studies for alkyl esters used in food contact materials
28 September 2005
http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_documents/1154_en.html
1990年代初期に、多数のアルキルエステル類について齧歯類における肝ペルオキシソーム増殖を基にNOELを設定した。1995年にSCFはアルキルエステル類の使用申請の際、食品への移行が0.05 mg/kg食品を超えるものについてはペルオキシソーム増殖試験の結果を提出するよう意見を出している。その後多数の研究が行われ、齧歯類がペルオキシソーム増殖現象に非常に感受性が高いため、この特異的作用はヒトリスク評価には使えないという合意ができた。従ってAFCパネルはアルキルエステルについてのペルオキシソーム増殖試験要求を取り下げる。これに伴い、ペルオキシソーム増殖活性を根拠にリスト6Bに分類されていたアルキルエステル類はデータによりリスト7、 8、9に再分類される。


EU
Food Contaminants - Legislation