食品安全情報blog過去記事

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遺伝子組換え親系統(Ms8, Rf3)由来グルフォシネート耐性ハイブリッド菜種Ms8 x Rf3の飼料及び工業用としての市販申請に関するGMOパネルの意見

Opinion of the GMO Panel related to the application (Reference C/BE/96/01) for the placing on the market of glufosinate-tolerant hybrid oilseed rape Ms8 x Rf3, derived from genetically modified parental lines (Ms8, Rf3), for import and processing for feed and industrial uses, under Part C of Directive 2001/18/EC from Bayer CropScience
12 October 2005
http://www.efsa.eu.int/science/gmo/gmo_opinions/1178_en.html
バイエルクロップサイエンス社から申請があった菜種Ms8、Rf3および Ms8 x Rf3の食品以外の目的での市販に関して、GMOパネルが意見を求められた。初期評価はベルギーの担当機関が行い、EU各国から意見が提出されEFSAがさらに評価を求められた。
こららの菜種の評価はEFSAのガイドラインに従って行われた。
親系統菜種Ms8とRf3はMs8 x Rf3ハイブリッド種子を作成するために作られたものである。雌系統Ms8(雄性不稔)は絨毯細胞特異的PTA29プロモーターに制御される barnase とPssuAraプロモーターに制御されるbar遺伝子を持つ。雄系統Rf3(不稔回復系統)は絨毯細胞特異的PTA29プロモーターに制御されるbarstar とPssuAraプロモーターに制御されるbar遺伝子を持つ。BarnaseはRNaseをコードし、barstarはbarnaseのコードするRNase特異的阻害因子をコードする。
Ms8 x Rf3種子は野外試験で組換えによる意図しない影響は見られていない。
結論としてこれら菜種の飼料や工業用としての使用のための輸入や加工はヒトや動物や環境に悪影響はないと考える。



PG Economics
(英国の団体)