食品安全情報blog過去記事

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エポキシフェノール性ノバラックNovolacレジン(NOGE)に関するAFCパネルの意見

Opinion of the AFC Panel related to Epoxy Phenolic Novolac Resins (NOGE)
25 October 2005
http://www.efsa.eu.int/science/afc/afc_opinions/1184_en.html
EFSAは重防食塗装に使われるエポキシレジンの開始物質としてのNOGEの使用に関するヒト健康影響について諮問された。
1999年に食品に関する科学委員会SCFが食品と接触する物質への添加物としてのNOGEの使用に関する声明を発表している。SCFは食品と接触する物質のオルガノゾルへの添加物としてのNOGEの使用については適切ではないと評価している。続いて発表されたNOGEの低分子量成分と考えられるビスフェノール-F-ジグリシジルエーテル(BFDGE)についての意見ではSCFはBFDGEがNOGEの毒性評価の最悪のケースとみなすことはできないとしている。そのためSCFは2000年にNOGEのオリゴマー画分についての変異原性試験を要求した。
この意見でAFCパネルは最近のin vivo変異原性試験の結果について考察した。その結果NOGEの分子量1000D以下のオリゴマー画分とBFDGEはin vivoでは遺伝毒性はないと結論した。さらに申請者から提出された重防食塗装からの特異的溶出データ£ 50 μ g/kg 食品から、重防食塗装に使われるエポキシレジンの開始物質としてのNOGEの使用は安全性に問題はないと結論した。



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