食品安全情報blog過去記事

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乳児用ミルク中のITX

ITX in baby milk
25-11-2005
http://europa.eu.int/comm/food/food/chemicalsafety/foodcontact/itx_en.pdf
2005年9月にイタリア当局がECにRASFFにより液状乳児用ミルクにITXがppbレベルで含まれると情報を伝えた。
ECは通常の方法でこの情報を加盟国に伝えた。この物質の食品中への存在はEU法では規制されていない。この警報に対応して問題となった会社は委員会に、この物質が包装材の印刷工程で一部の製品に偶然はいったものであると通知してきた。企業は独自のリスク評価を行い、健康上のリスクはないことを示した。しかし企業は全ての乳児用ミルクの包装を2005年9月末までに、他の製品については年末までに、変更することを決定した。
委員会は直ちに企業に評価のもととなった毒性データを提供するよう要請し、そのデータをEFSAに送付した。2005年11月24日、EFSAは「現在入手できる非常に限られたデータからは、食品中にITXが存在するのは望ましいことではないが、報告された濃度で健康リスクとなるとは考えにくい」と宣言した。EFSAはさらに2週間以内に予備的助言を行い、2006年3月までに最終意見を公表すると表明した。
委員会はこの機会に、販売している食品の安全性を保証するのは食品企業の責任であることを再確認する。



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