食品安全情報blog過去記事

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乳児用ミルクについて対策は必要ない、とFSAは両親に助言する

No action necessary over infant formula, FSA advises parents
Friday 25 November 2005 http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2005/nov/formula
FSAは、食品包装に使用された印刷用インクの成分であるイソプロピルチオキサントンITXがある種の液状乳児用ミルク製品に極微量含まれる可能性があるとの情報を得た。
NutriciaとSMAの販売している液状乳児用ミルクに混入の可能性があるが、粉末ミルクは関係ない。EFSAは、現状の知見からは食品中のITX存在は直ちに健康リスクとはならないと助言している。
現在入手できる情報からFSAは、両親や養育者に対して、赤ちゃんの食事を変更する必要はないと助言する。
この化学物質を含むインクが、ミルクの充填前に包装の内側に移行したものと考えられている。包装会社Tetra Pakはこのタイプのインクを乳児用ミルク製品に使用するのを中止している。
他の会社の食品にもITXが混入している可能性はある。しかしながらFSAは何らかの対応が必要な安全上の問題であるとは考えていない。



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