食品安全情報blog過去記事

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水銀食

NEJM 2006 Jan 19;354(3):e3.
Heavy-Metal Meals of Mercury
http://content.nejm.org/cgi/content/full/354/3/e3
吐き気・嗜眠・振せんを訴えた28才シンガポール人男性。銀色の液滴を排便し、検査の結果水銀であることが同定された。尿中水銀レベルは26.1 microg/L。治療は制吐剤のみ。
患者の義母が12週間に渡り水銀を含む伝統的インドの治療薬と食事に水銀を加えて与えていた。水銀摂取をやめて8週間で症状は消失した。尿中水銀レベルは4週目で20.5、36週で13.8、2年後に3.3 microg/Lであった。