食品安全情報blog過去記事

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水棲生物の急性及び慢性リスク評価に、試験対象種を追加することによって不確実係数が削減できるかどうかについてのPPRパネルの意見

Opinion of the PPR Panel on a request from EFSA related to the assessment of the acute and chronic risk to aquatic organisms with regard to the possibility of lowering the uncertainty factor if additional species were tested.
30 January 2006
http://www.efsa.eu.int/science/ppr/ppr_opinions/1332_en.html
PPRパネルは、農薬のリスク評価において、試験対象となる種を追加することにより不確実係数が削減できるかどうかについて諮問された。
現行の農薬による悪影響から生態系を保護するためのリスク評価では、実験室での標準的毒性試験で得られた最も低い毒性を示す値を固定の評価指数で割って数値を求めている。この方法では多数の種が試験対象になるとより保守的な値が導かれ、実験データが増加したことによる確実性の増加は反映されない。この問題に答えるためにPPRパネルは既存の文献やガイドライン、データをレビューした。
現行の方法で得られる保護のレベルは分類学上の集団や物質により異なり、平均して魚類で甲殻類や昆虫より著しく高い。PPRパネルはいくつかの可能な代替法を同定した。
規制により1種のみが試験対象となっている甲殻類などでは試験対象の種を追加した場合には低い方ではなく幾何平均を使って現行の評価指数で割ることで現状の保護レベルが維持できる。2種以上を試験しなければならない魚については、試験対象種を追加する場合には異なる方法が必要で、最小値の代わりにサンプルサイズにより二番目又は三番目の低い値を使用して現行の評価指数で割る方法が良い。
さらにPPRパネルは他に三つの方法を説明している。


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