Dioxin, animal feed - Belgium
30-JAN-2006
http://www.promedmail.org/pls/askus/f?p=2400:1001:5014716034819269204::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31817
1)ベルギー当局は飼料中にダイオキシンが検出されたため1月27日に96の養豚場と養鶏場を閉鎖し、30日にはさらに多くの農場を閉鎖した。先週オランダの農場で見つかったダイオキシンの起源がベルギーの豚脂であり、この脂肪は家畜飼料に使用されていた。
2006年1月28-29日の間により多くの飼料が関係することが明らかになった。7年前にベルギーではダイオキシン危機により数百万羽のニワトリと数千匹の豚を屠殺している。当局は今回の汚染レベルは1999年の事件より遙かに低いと語っている。
2)ベルギーは400農場をダイオキシン検査のため検疫
飼料中にダイオキシンが検出されたためベルギー食品安全局は約400の養豚場や養鶏場を検疫。ダイオキシンは2005年10月に飼料原料に混入した。
汚染された動物の肉は既に販売されている可能性があるが、検出されたダイオキシンレベルは低いので健康上リスクはない。
韓国は先週第一報が伝えられてベルギーとオランダからの豚肉の輸入を中止した。オランダは世界有数の食肉輸出国であるが飼料を扱っている200以上の企業を検疫している。ECはベルギーとオランダ当局の迅速な対応に満足していると語っている。
ベルギーの食品安全局はダイオキシンは豚の骨からゼラチンを作る際に脂を抽出する工程で使用された未精製成分由来であると語っている。この脂肪が飼料用に販売された。ベルギーの化学会社Tessenderloは二度と汚染がおこらないよう対策を執ったと語っている。
検出されたダイオキシンの量は脂肪1gあたり400 pg TEQで、許容量は2 pg TEQである。
注で、報道ではダイオキシンを発ガン物質と断定しているが毒性学的には発がん性については矛盾があることを指摘している。
オランダ農水省