食品安全情報blog過去記事

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農薬のARfD設定ガイドライン

Guidance on setting of acute reference dose (ARfD) for pesticides http://www.who.int/ipcs/food/jmpr/arfd/en/index.html
急性参照用量ARfDは、残留農薬摂取による急性影響を考慮するために1994年にJMPRが設定した概念である。その後、事故や偶然により短期間に比較的高濃度の農薬を含む食品や飲料水を摂取したことによる暴露を評価するためにいくつかの農薬のARfDが設定されてきた。JMPRはARfD設定方法の改善を続けてきた。
ARfDは「24時間以内に食品や水から摂取して現時点での知見から消費者に対してなんらかの健康リスクを示さない、通常体重あたりで示される推定量」と定義される。
JMPRは農薬のARfD設定ガイドラインを発表した。
この方法が現時点では国際的に認められた最も新しい正式のものである。
Food and Chemical Toxicology 43, 1569-1593 (2005)に掲載された論文。
R. Solecki, L. Davies, V. Dellarco, I. Dewhurst, M. van Raaij and A. Tritscher.
Guidance on setting of acute reference dose (ARfD) for pesticides http://www.who.int/ipcs/food/jmpr/arfd_guidance.pdf
農薬の急性毒性(基本的には単回投与)をエンドポイントとして評価する。考慮すべきことや計算方法など。



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